流されないできた

32年前、バブル狂気にせおむけて、ふつうの人が自らの暮らしの具として靴の本分をつくす思いをもってはじめた靴手房での「ワークショップ」も、当初のねがいどおり、いまや、全国津々浦々これだけ広域にひろがりをみせているはご同慶のいたりだが、

靴の何たるか、靴の本分などは遠吠えすらきこえてこない昨今、だだ靴つくりは習いゴト、もろ手あげてバンザイするだけの「お靴をつくるお教室」というお稽古事にしかみえない。

たしかに、専門域としての靴が普通域になれば、楽しませてくれるサービスの一環として堕していくのは、多分なりゆきなのだろう。

24年つづけたモゲのワーカーズ(手づくり靴の本分をつくす)を2年前にやめてしまつたのは、このながれが我慢ならないのも原因のひとつであった。

たんなる習いゴトでは、ディヤーズ歴、3年、10年、20年とつづくはずがないこの人たちにワーカーズのカリキュラムを手わしながら靴の本分をつたえていくコトに、これからの光明を見いだしたい。

サンデー・スタデーズは、月例とし型紙講習をすすめているのも、その一環である。

サンデー・スタデーズの基礎、外羽根(木型にかぶせる基本)、インディアン・モカシン(トルーモカといつて木型を包む基本)の講座に参加したディヤーズ歴2年6ヶ月の J・k さんの作成過程です。

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ディヤーズが、イメージした靴の型紙を自らの手で切り、自らの手でまとめていく像は、これからの手づくり靴の新たな展望として、おしすすめていきたい。

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