笑顔をつくる場・ワークショツプ

ワークショップは、一口でいうと、この笑顔をつくる場だと思っている。

ディヤーズ歴、6ヶ月、S・O さんにとって、はじめての一足。

一足つくるのに6ヶ月(週一で3時間だから延べ72時間)もかかるの・・・

という向きもあると思うが、効率合理分業でいかに短時間で一足つくるかを評価する既製靴とちがつて、ひとり手づくり靴は運針のように一針、一針、細部にわたり気をくばり、この靴のように、はじめてつくる靴としては荷の重い靴を、あえて試みとすると、刻々の時を積み重ね身体にしみこんでいくようなつくり方も、おおいに評価されてなければならないと思っている。

モゲ・ワークシヨツプは、かって浅草の職人大御所に「素人に靴が出来るか!」と一喝されてたが、この言葉を反語にして、素人でも、しかも、はじめての一足でも、ここまでつくれることを現実にするワークシヨツプを32年間つづけている。

靴をつくるだけではなく、歩行の偏りをできるたせけ少なく身体に過負荷をかけない手だてを dymoco インソールの技法で補う足底挿板を装着している。

「なんで、こんなに軽いんですか」と、つねに問われるが、手づくり靴は、フットフィッティング(静的評価)とグッドウォーキング(動的評価)が一体融合させる、つまり「靴の身体化」が手づくり靴の技法の本義と思っている。

手づくり靴は技芸技能をひれつかせることではない。

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