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2006/ Feb _ 26

便利屋になりさがる。

地方出身のワーカーズのOB には、工房を立ち上げて仕事の見通しのたつ条件

があるのなら、できるだけ早く地元にもどって地元に根付く仕事を始めるよう

に促す。

いつまでも東京にいたら東京病にかかって身動きできなくなる。

東京病とは、功名心にかられ、短サイクルでめまぐるしく変化する突起だけ

を追い求め、手づくり靴がいちばん大事にしたい暮らしの用とかかわりのな

い作品と称するものを追いかけ、作家 (デザイナー) として、あわよくば既製

靴の領域に抱えられたいとする、あえて手づくり靴をつくる必要の無いことに

気がつかない症候をさす。

そんなことをしていると、手づくり靴の仕事を初動するにあたり、いちばん大

事な2、3年があっという間にすぎてしまう。この差はとりかえしのきかないハ

ンデとなる。

手づくり靴は無名の域にとどまらなければならない。

手づくり靴は、ひとりで仕事をするので人為的限界と、自分の手だけで靴を

つくるので物理的な限界がある。靴の物性に重きをおくのでなく、靴をつく

るコトガラに重きをおいて、健やかに幸せに暮らしたいと願う地元の人たち

と、各々、自分の手で靴をつくることを通して、足と靴との良いかかわりを

考えていく。

この活動を通し時を積み上げながら仕事場を創り、地元に根付いていく。

このような道筋をたどりながら地元で活動を始めるOBが増えている。

地元で仕事をはじめる人たちにとっての問題のひとつが靴をつくるのに必要な

材料が手に入らない、入手の困難さである。

モゲでは地方の0Bの要請があれば、出来るだけ要望にこたえ材料をとりまとめ

送っている。

そのためには、材料をきらさないようにモケワークショップが必要とする以上

の在庫を抱えているが、モゲワークショップは材料屋ではない。

今日、福岡の中島周平から材料の要請があった。中島はかならず注文の書き出

しと、もう一枚「モゲさんへ」という近況報告と、考えていることなどの書き

付けと計2枚ファックスしてくる。

みなさんも経験があると思うが不定形な物の梱包はかなり難しい作業になる。

専門の発送がかりがいるわけではない、手がないところに、さらに手をかけ

送っている。荷物がつくと、中島は連絡をくれる。

しかし、なかにはモゲワークショップは、たんなる材料屋と勘違いしている

OBがいる。

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「モゲさんへ」でなく「モゲワークシヨップ御中」の注文書だけのファックス

である。

しかも送った荷物がついたのか、つかなかったのか、あとは梨の礫であ

る。このようなOBの要請は今後一切とりあわないことにする。

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気づいていると思うが、いまリンクを外している。始めたころはリンクフリー

であったが、知らない人からのリンク要請が後を絶たないのでリンクフリーは

やめて、リンクは「向こう三軒、両隣」とした。

「向こう三軒、両隣」とは、たんに物理的なご近所さんという意味でなく、意

と思いがつうじあい、とにかく、「あいまいさ」に対し、ともに戦っていると

いう、いわば古い表現だが「戦友」という心情が感じられる意味の「向こう三

軒、両隣」である。

ワーカーズの0BがHPをたちあげればリンクにくわえたが、これは、たんにご

近所さんであって、HPをたちあげても、何を考え、何をしようとしているの

か、なにも伝わってこない休眠状態のもの、ブログのないもの、カタログ的な

もの、礼をしっする人のもの、などなどは除外します。

モゲワークショップは便利屋ではない。

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(初稿) 02/26 pm 10 : 30
(脱稿) 02/27 pm 01 : 00

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