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2006/ Feb _ 13

原宿狂想。

2月11日の深夜、仕事帰りに「まい泉」の並びにある、いつものセブンイレブ

ンによったが、店の様子がいつもとなんか変である。

お弁当、おにぎり、バン類、飲料水類、その他の食品棚に商品が何も無い。

店内風景としては異常事態である。コンビニの食品、飲料類はコンビニの生

命線ではないか。

聞いてみると「表参道ヒルズ」オープンの煽りで、今日はひどい目にあいま

した、とのことだ。

セブンイレブンのチェーンオペレイターも「表参道ヒルズ」に集まる大群衆

の動線がヒルズからはずれている、こんなところまで影響があるとは想像も

できなかったために商機を逃がしたことになる。

大型商業施設の出現の影響は周辺の商機をたかめる効力があり、地元商店

に多大の好機をもたらし商業地域の活性化につながっていく度合いに反比例

して、この地域に暮らしをもつ人々を駆逐し、そして地域外からの人々が出

入りするだけの区域になり、人の気配、暮らしの気配をを消してしまう。

初めて倉敷を訪れ観光の目玉になっいる、柳並木、倉敷川畔に立ち並ぶ商人

の町家、白壁の土蔵のある「倉敷美観地区」に足をのばしたが、今はどうな

っているのかわからないが、歴史の保存地区のためか人の暮らしの気配がま

ったくない風景に異様な感情をもった記憶を覚えている。

周辺地区が土地デベロッパーに食いあらされ騒然となっても原宿・隠田商店

通りは下町然として、この地域で人たちの暮らしを支えていたが、今やこの

商店通りも銭湯・桜湯の消滅とともに風前の灯火である。

表参道のクリスマス商戦恒例のイルミネーションが立ち消えになったのは、

この地域の住民と地域外から流れこんできた資本側との確執があり、結局、

地域住民側の意向が叶ったためである。しかし今年は「表参道ヒルズ」の出

現で外部資本が盛り返して、またイルミネーションが再開されるのが目に見

えている。

12日付けの新聞各社はヒルズ・オープンの盛況ぶりを報道している。報道に

よるとデベロッパーの思惑は、この1年に一千万人の人を呼び込み、百五十臆

の売り上げを目論んでいるそうだ。

日本の成人人口の一割をこの狭い場所に集客しようとするデベロッパーのエ

ネルギーには、只々、ヘキヘキするが、表参道に人の気がなくなる深夜は

ゴーストタウンさながらの人影もない不気味な様相わ呈することだろう。

それにしても、かくも「出歩き好き」の人たちは、出歩く以外になにかする

ことがないのかと、いつも不思議に思っている。

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(初稿) 02/13 pm 01 : 30

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