2005/ Mar _ 21

教室雑感

一週間のスケジュールのうち一日は、パターンメイキングの日に割く。

ディヤーズのパターンメイクがいちばん多い。

多くの教室と称するトコロは、5つ位のパターンを用意してあり、その中から選んでくださいと云う

そうだ、しかも自分では履けないクツをつくらされるトコロもあると聞いて、はてな ? と首をかしげた

くなる。

「手を働かせてつくっているときは、たしかに楽しかったけど、つくりあげて ジー ッ ト みている

と、何か悲しくなりました」 と、そうゆうトコロから流れてきた人が云っていた。

せっかくつくって悲しくなってどうするんだ・・・と思う。

自分で履きたいクツをつくるから楽しいのではないか。しかも一週間に一回、3、4カ月かけてつくり、

そのクツが自分で履くコトができるからつくる意味がある。しかもかなりの費用がかかる。

若い人が自分の働きの中から習いコトに割けるお金は、せいぜい月一万円が限度だろう。

教室で10万、20万、取るところもあるらしいが、暮らしで楽しむには、これ位という発想がない。

ディヤーズには、モゲ教室と大平教室の二つあるが、モゲ教室のパターンメイクは、私がみんなのを

切る。

木型の型はつくる本人がきめる。その木型の足長、足幅、足囲値と、本人の足長、足幅、足囲値と照

合して木型を本人の数値に合わせて補正する。

その木型のラストゲージから本人のきめた履きたいクツのパターンを切る。

モゲ教室だけでも年間で平均一人3足位として 600 型は切るだろう。

パターンを切った者がつくる行程を見なければならない。これは原則である。

ディヤーズには、二つとして同じクツはない。

ディヤーズのクルーのつくり上げたクツはHPで公開している。

月曜日は定休日、写真を撮ってくれる人がいないので以前撮ったのを使う。

f050321_1 f050321_2 f050321_3

作業台の上に得体のしれないフォルムがあるが、これには、ちゃんと用途があって、ドアストッパーに

なっている。大きな重いドアを広い背中で必死に支えこらえているカタチに自分をなぞらえているの

かも知れない。その広い背中を見ていると妙に気が和む。

カテゴリー:日々考日 | Edit