2005/ Mar _ 09

「はじめに・・・ありき」つづき。

手づくりクツの系統図を [樹] にたとえると、根っこは「地域社会と共生」できなければならない。

共生とは、足とクツとの良いかかわりを共に暮らしのなかで考えるコト。

共生、共感は、やがて大勢の人に支えられ、根っこから滋養分となって樹幹はすくすくと「健やかに生

きる」コトができる。

「健やかに暮らす」ためには、暮らしの身体活動を主につかさどる足と手の運動機能を妨げるもので

あってはならない。

とするとクツは、ストレスをかけないバランスの良い歩きをみちびく履ものにしなければならない。

「クツは歩きを構築する技法であり、それにはグッドフィッティングとグッドウォーキングを融合させ

た技法」は必然のなりゆきと受けとめている。

この融合技法は、「100人いると200の足がある」この差異にそってつくるというコトにしなけれ

ば、手でつくる意味がない。

「はじめに、・・・ありき」。「・・・」の部分に、[手づくり]か[既製靴]かどちらを埋めるかによっ

て、これからの方位がきまる。つまり、ここで枝分かれする。

しかし多くの養成機関は、「はじめに、靴ありき」から踏み出す。

靴さえつくれれば「万歳」で終わる。

ここまでをチャートにすると・・・

chart20050309

手づくりクツと既製靴は対極にある在るコトがよくわかると思う。

既製靴は、主体が見えないから、イメージ操作によって主体をつくる。広告や情報はそのために必要

なのだ。手づくりは主体そのものだから、そんな余計なコトをする必要がない。

「はじめに、靴ありき」とか、

「はじめに、アートありき」とか

「はじめに、手縫い革底ありき」と途中から話を始められても、話手のクツの現在位置がわからない。

この項はまだつづく・・・

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